5th Album
Transient
Released : 2019. 6. 23.
All songs are written by Shim
01. オドレオドレ
02. ジレンマ
03. 風の記憶
04. Last Summer
05. 流れ星
06. 月のしずく
07. もっと
08. Under the Raindrops
09. 花のとげ
10. 秋雨
11. 光の先まで
12. I Need
All rights reserved by 48X-CD-R and Shim
オドレオドレ
また鳴き出した カラスは言った
そんなんじゃどこも行けやしねーよって
それがどうしたんだ? 分り切っていた
また逃げ出してそれでどうなった?
オドレオドレ
オドレオドレ
誰が消えたって代わりはいるんだろ
マワレマワレ
マワレマワレ
オドレオドレ
オドレオドレ
霧が晴れた 視界良好だ
だけど何か違う気がしていた
傘がなくなった 求めてるのは
小さくたって確実なハッピーエンド
オドレオドレ
オドレオドレ
いつだって自由で無限大の挑戦者
マワレマワレ
マワレマワレ
誰かの役に立つだけが能じゃないぜ
オドレオドレ
オドレオドレ
オドレオドレ
オドレオドレ
ジレンマ
見かけだけじゃ予想できないくらい
硬い糸で縛られていたんだ
ありふれてたこの景色はいつか
抜け出したくて扉を開けたけど
どうしてこんな日が来ることも知っていたのに
壊れそうなくらい小さくて揺れる心
追いかけてた足跡を離れて
階段の下立ちすくんでいたけど
曇りのない透き通る空気に
胸の奥はまたざわめくけれど
どうして無邪気で素直な心の声に
向き合うことさえ出来ずにいるのだろう?
もがくほどに絡み合うイメージが
優しい顔でまだ引き留めるけど
どうしてこんなにも近くに感じていたんだろう
頼りなくてそれでも確かな鼓動
風の記憶
本当のことは知らない方がいいって分かっていたけど
気付いたときは 頭の中から 消せなくなっていた
夢から覚めた隙間が広がって 埋められないんだ
名前なんてさ 知らないままだって 良かったんだよ
あの風に乗っかって 落としてきた夢を数えてみようか
まだ知らない場所で いつだって青いままだったはずさ
太陽と月が見えない夜から 連れ出したいんだ
無邪気なままの笑顔で隠した 悲しみも
たどりつけなくたって 理想郷はいつだって目の前に広がってて
正しいものなんて何もなかったような気がしていたんだ
あの風に乗っかって 落としてきた夢を数えてみようか
あと何回くらい君のことを思い出せるのだろう?
風の向こう側まで 僕はまだ歩き続けていくつもりさ
正しいものなんて 何もなかったはずなんだ さあ何から始めよう?
Last Summer
少しだけ冷たい 風が頬を撫でる
いつもと変わらない 景色の中で
流れていく時間 繰り返す日常
続いているのに ここはどこだろう?
眩しくて 目を逸らした あの日々を 今も覚えていて
少しだけ 早くなった 夕焼けに 何かが消えてった
気まぐれな決意で またやり直して
膨らませてきた 影と旅立つ
気付けば続いてた雨も上がってきて
雲の隙間から 光の陰が
何気なく流してみた メロディーが 僕を引き戻す
あの頃と 僕は何を 変われたか 何をなくしたのか?
眩しくて 目を逸らした あの日々は 今も輝いてて
鮮やかな もどかしさも 今ならば 許せるはずさ
会いたくて走り出した もう一度 声が聞きたくて
いつの日か どこかでまた あの虹を超えてみたいから
流れ星
同じ空を眺めている
いつだってそう信じていた
何か違う 分かっていた
でも怖くて言えなかった
ちょっとだけ見えた流れ星
やっと掴んだのに
I’m falling into night
転がりながら
踊りながら
いつの間にか僕らは
違う空を眺めていた
手を放せば楽だけど
後悔だけはしたくないんだ
さあ 聞いて この声たちを
まだやれるよ
Taking me fly high
きっと今なら
一人じゃない
ここから もう一度 始めよう
空だって変わっていくから
星が姿を消しても
新しい夜明けはすぐそこだよ
月のしずく
羽の生えた日 夢を見たんだ
風が吹いて遠くまで 透き通っていた
木漏れ日に誘われるように
飛び出した 新しい匂いがしてた
いつの間にかまた 思い出していた
真っ白で 何も怖くなかった あの日々を
あなたを見ていると胸がギュって縮まる
どこかで失くしてきたものを見た気がした
くだらない夢って笑いながら
見慣れない悲しみに気付かなかった
不思議なくらい無邪気でいる
そんな自分が急に怖くなっていた
止まらないように 羽ばたき続けた
あてのない空の下で今日も探してた
私に出来ないこと 知らないことばかり
静かに傷つけてきたこと 気づいてた?
さりげない寂しさに 無理やり微笑んだ
優しい風が背中を押す 日差し浴びて
変わらない優しさにあこがれは遠くて
戻れない夢の彼方に月が浮かんでた
眩しい朝焼けに照らされて気づいた
こんなに鮮やかな輝き 知らなかった
もっと
破れかぶれの解釈で 挑んだ末の夢のあとは
つなぎ合わせの理由で どうにかやっと振り出しに戻る
追われるように飛び込んでみた
誰も気づかない ところまで
カーペットに姿を隠していた 僕はただ見守るしかなかった
何て言えばいい?
リベンジだらけの最終話
挑むように読み漁って
しがみついてたこだわり
投げ出すように手放せたなら
ふざけたりしたことなんてないぜ
いつでもまじめに 向き合っていた
遠回りで歩いた帰り道で 足音に耳を澄ませてみたんだ
何で届かない?
考えても出口のない場所でも
裸足で駆けまわっていた 光の中へ
どこまでいけるだろう
さりげなく 過ぎていく
躓いて見上げた雲
可能性ならいつもすぐそばにいて
またやり直せる気がしていたんだ
もっと遠くまで
ルーレットが回す季節の中で 僕はただ風に吹かれていたんだ
今日も渇いたままだった
Under the Raindrops
正しい嘘を起草中
見えない裏で腐敗中
代わりのきかない報酬
受け取った果実と心中
かわいい自分を編集
尽きない愚かな風習
予定外ならば回収
ばれないウソならルール
優しいふりで傷に触りたい
巻き戻せない過去を憂いながら
見え透いた嘘が光るピースサイン
満たされない渇きを もう一度
Under the rain drops
薬の効かない症状
切れなくなっている効能
染み付いたままのプライド
終わらせたいほどの煩悩
忘れてしまっていたファイティングポーズ
誰を恨むこともできないぜ
迂闊な罠にわざと飛び込んで
知らない顔で差し出してやる
誰も取らないアクション
なんにも恥じないファッション
埋められないジェネレーション
でも譲れないポジション
眩しい光をまだ信じたい
絶望と影の空の真ん中で
こんなはずじゃなかったんだろう?
だけど戻れる場所なんてない
Under the rain drops
花のとげ
ああしてれば良かっただなんて 思わないけど
目が覚めて振り返る朝は もう止められなくて
飾られた景色は 声も届かなくて
色あせたガラスの 向こう側で 誰かが手を振る
ハチミツを探して歩いた 森を抜けたり
追いかけて橋を渡ったり 姿を変えたり
たどり着いた場所は 懐かしいような気がして
花のとげは深く 刺さっていて 少し冷たくて
行かなくちゃ すぐ会えるから
その夢はまたいつか きっと
降り始めた雨に すべてが流されて
春が過ぎ去っても まだきっと 間に合うはずだよ
秋雨
消せない夏の匂い 秋が近づいていた
まだ止まない雨だけが 僕を急かし続ける
届かない日の光 憧ればかり増えて
忘れない痛みだけ 僕を追い立てている
会ったこともないのに 懐かしい香りがして
ずっと知っているような 分ったようなことを言うけど
届かない面影に 秋が通り過ぎてく
凍える夜の群れ 僕を探し続ける
暖かいコートさえ この寒さは消せなくて
こだました声だけが さまよい続けていた
春風が吹いている 嵐は過ぎ去っていた
何もなかったみたいに 世界は回り続ける
忘れないって言ったけど 変わらない自分もいて
これも必要なことだと 無理やり言い聞かせてる
こんな風にいつの日か 僕が存在したことも
忘れられていくのかな 心も体も消え去って
不意に見える面影に 僕はまた戸惑って
たまらず僕はまた ドアをノックし続ける
光の先まで
分かり切った結論は
先延ばしにしたんだ
どうやって何が分かる?
道なき道を今走り出すんだ
味のしないガムを吐き出したら
見たことないような憧れのその先へ
かけられた催眠術
騙されたままでいい
何も怖くないぜ
小さくなった魂が震えるんだ
熱いコーヒーを今飲み干したら
見上げてばかりの 太陽の向こう側へ
降り積もる暗闇の中
追いかけられる夢を見た
逃げ回る声 振りほどいいたなら目を覚ませ
道なき道を今走り出すんだ
向かい風の渦をくぐり抜けたら
意識の真ん中で 眠らずに見てた光
I Need
何にもない部屋
一人座って
白い窓から
僕が見ている
風が止んだら出ておいで
I need to know
Tonight
何度も眺めたはずの写真の
笑顔の裏側を僕は知らない
風が止んでも待ってるの?
I need to know
Tonight
I need to know
I need to find
I need to see
I need to fight
I need to scream
I need to cry
I need to belong
I need to know
I need to know
Tonight