4th Album
Rebirth
Released : 2017. 1. 1.
All songs are written by Shim
01.躓き
02. Another sound
03. スプートニク
04. Black mermaid
05. 夜明け
06. 街灯
07. Sheared and bent
08. Resisters
09. 風の通る坂道
10. トカゲ
11. 帰り道
12. Let me be free
All rights reserved by 48X-CD-R and Shim
躓き
ひとり歩く 家が見えた
帰る場所が 分らないな
与えたって 期待しない
昨日は気づかなかった距離なのに今日は
躓いてばかり 転んでばかり
伸びた影が一人 たたずむゆりかご
揺れながら待ってる 誰を待っている?
心の中で 囁きだした
ここからずっと 逃れられないんだよって
昨日は飛び越えられた壁なのに今日は
前に進めない 足が動かない
とっくに鳴りやんだチャイムを 背中に抱えて
蟻の列の中 並び続けてる
迎えるはずだったジ・エンド 乗り越えた先に
何が見えるだろう 何を探すだろう
超えた湖から広がる夜空に
花が咲いていた
Another sound
It is hard to breathe so easily
Falling down unbearable noise
Silly word floating silently
Outside of my feathery soul
Now still remind me of my mind
You will never be the same
I feel sick again
Would you cure me with your naughty smile?
Let me be inside
And always have that sound in silence
Now I feel that I have emptiness
Like a cave under the deep sea
You will find the way so easily
Standing outside of that door
Now still staring at the sun
The shine bring me back to youth
I have seen that sight
Like always be there long before
I feel that inside
It always wastes me in my life outside of my mind
Now it’s time to say hello again
Every moment blinds me out
Nothing would have been the same
I feel sick again
Would you fill me with your angel voice?
Let me be inside
I always see that in my life outside of mind
スプートニク
軌道外れた船を眺めてた 撃ち落とされたロケットの窓
意識の彼方に見た幻が 光の中に溶けて消えてく
壊れたいわけじゃない
今いるこの瞬間を 感じていたいだけ
取り残されたまま 救われないとしたって
まだここにいたいのさ
積まれた荷物を一つ降ろして
手に入れたのは自由それとも…?
残されたままの足跡だけが 存在のただ一つの証
耐え切れない日々だって
形を変えながら 生き延びてきたのさ
名前のない海で 息が出来なくなったって
まだ君を待ってる
燃え尽きる前に 光をまき散らして
世界を照らしたんだ
明けない夜が来て 終わりを受け止めたんだ
でもここにいたいのさ
Black mermaid
退屈の空に ため息飛ばして
壊れた窓を 吹き飛ばしちゃった
無意識の中で 刷り込まれてた
ルールを今 壊してみたいんだろ
ねえ 待ってよ
立っているのも 何だか疲れたんだ
ああ 眠れなくて 目が覚めてく どうしてだろう
忘れた声が かすかにまた 聞こえた気がして…
飛び込んだ海で 見つけた天使を
振り払うなんて 出来るはずもない
ガラス越しでは 霞んで見えてた
秘密を今 覗いてみたいんだよ
ねえ 気づいてよ
見てるのは 何だか飽きたよ
旅を続ける クジラにまた 会いに行こう
本当はきっと 呼吸だって 自由だったはずさ
流れてる風がほら 変わりだして
振り返る余裕もなく 消えてく
ああ 目が覚めても 思い出して 息が詰まる
どこかで旅を 続けている そんな気がして…
夜明け
光り始めた夜空が 街を包んでいく
終わることのない景色を 無邪気に信じていた
優しい言葉は優しいままで 突き刺さって棘になった
咲いた花には気付かないまま 僕らだけが変わってた
光 それは儚げに 揺れる波のよう
君はいつも少し遅れてた 宇宙のリズムから
小さい孤独を 胸の隙間に 抱えたまま 歩いていたね
掛ける言葉も 見つけられずに そっと通り過ぎたんだ
そして気付いたよ 知っていたはずなのに
消した振りして 隠した痛みは
それでもまだ目を開けたら 叫んでよ
叫んでよ
光り始めた夜空が 街を包んでいく
あの日と何も変わらない 静かな夜明け
街灯
いっそすべてを やめてしまおうか
沈んでいく体を引きずる
きっといつしか 忘れられるだろう
どこかでそれを 願っているのかも
かすむ空気 街灯が灯る
優しげに 誘うその光
そんなこと 今日は 何となく 思う
踏み出したその足を 戻すすべを探して
傾いた月の影が ビルの陰に消える
目についたものから 投げつけてみたり
手当たり次第に 火をつけてみたり
今日もどこかで 誰かが泣いてる
小さな声はかき消されてゆく
こんなこと 信じて それでも 信じて
振り上げたその腕を 振り下ろせるときはいつだ?
張り裂けて消える声を 遠くで聞いている
こんなこと いつか こんな日は いつか
笑えるかな 穏やかな 春の日差しを夢見て
燻った願いを今 燃やして眠るだけ
燃やして眠るだけ
Sheared and bent
I got a feeling to be swallowed
It's been a so long time
And supposed to be in trouble
It's so long night
Here I see the stormy contour
Sheared and bent, weathery
Here I came to be the finder
Where to go ?
I've got a time to take it over
And sounds so lonely call
He lost the secrets to the ocean
Find the way that we are
Here I see the casted rainfall
To be free, far away
There's a simple rusted nature
So, where we go ?
Here I see the stormy contour
Sheared and bent, weathery
Here I came to be the finder
Where to go ?
We got to see the sunset closer
It's been a so long time
Resisters
無国籍風のすかしたカメラマン
千載一遇のチャンスを狙って
伸ばしたレンズで切り取る世界は
現実よりもリアルに見えた
鋭い言葉を放ち続けて
世界は敵に回せたのかい?
どこまで行っても逃げられはしない
今いるここが 動物園だよ
周りのみんなも巻き込まれ
うんざりして 見放してるんだ
無知でいれるのも若いうちだって
醒めたセリフで 見下ろした気分になって
明日の天気はまた予定が変わった
曇りのち晴れ そんで時々雨
律儀な僕は大きな傘を持って
一度も差さずに家まで着いた
置いてきぼりは何度目だろう
終わりの見えないトラックレース
一周回って先頭に立った
懐かしいような悲しいような気分さ
からっぽなままじゃ怖くなって
堪えられなくて走り続けんだろう
それも分かるよ 俺もそうだって
言いたくったって 言えやしないけど
でも
時代の風に逆らいたいんだ
眠ったふりを続けながら
不自由は自由の裏返しだと
分ったような閉ざした言い訳呟いて
風の通る坂道
思い出の中にだけ 漂いながら歩いてた
うつむいて目を閉じた いつも何かを 言いかけて
昔聞いた 物語の意味 繰り返し考えて
優しい風に吹かれながら 空を見ていた
悲しみも受け止めたなら もう一度笑って
オレンジの ぼやけ方で 時の流れを 感じていた
新しい夢を見た 走り方さえ 変えてみた
渡せなくて 擦り切れた手紙 握りしめ 走り出す
昇りかけた坂道から街を見下ろして
答えを探していた日々を笑ってみたいんだ
新しい光が今日も 昇り始める
悲しみも抱きしめたなら もう一度笑って
君に会いたかった
トカゲ
蓋をしたはずの 記憶のかけらを
かげろうのように そっと揺らしてる
ちょっとだけ空を 見ていただけだよ
呟いてみても 心は違っていた
恋をしている君を見て 僕はまた戸惑うけれど
歩いて行かなくちゃ 終わらせなくちゃ
昨日と違う未来へ
使い古した手段を今 ゴミ箱から探してみる
想像以上の 痛みに足を引きずって
途切れた言葉の続きを探して
トカゲの瞳を もう一度見せて
隠し切れない 爪が伸びてきて
傷をひっかくけど 気づきたくないプライド
予想外の壁の前に 思わず焦りが走って
帰りたくて 戻りたくて きっかけを探している
戻せない時間を今 巻き戻して映し出すよ
そびえたのは 僕に潜む恐怖なんだ
書き残した日記はまだ この余白を埋められずに
仕舞ったまま 時は過ぎて やがて忘れるだろう
恋をしている君はまた 今日も輝きつづける
新しい日々に 踏み出す足は違うけど
帰り道
開けたままの窓の 光で目が覚めた
太陽はもう高く 今日も出遅れたみたい
かけっぱなしのラジオ 流れる懐かしいメロディー
あんな好きだったのに なぜか響かないんだ
変わってしまったのは時間のせいじゃない
帰り道を探して旅に出よう 前向きな言葉拾って
同じ服を着た誰かは今 何を探しているのだろう
立ち上がれない勇者に 声をかけ続けていた
衰えていく姿を 信じたくはなかったんだ
同じ時代の中に漂っていたかった
新しい風を探しに出かけよう まいた種を拾いながら
明日からの暮らしをイメージしよう
何か起こる気がしている
冷たい風の中で心は冷めていた
帰り道を探して旅に出よう 出口はどこかにあるはず
拭えない悲しみもつれて行こう 戻らない時間もあるけど
やり残した未来を見つけよう
出来ることがまだあるはず
傷ついて倒れていた勇者も
もう一度踏み出して 立ち上がりまた走り出した
Let me be free
空回りし続ける 当てのない想像で
花のように佇む 可憐な午後の夢が 消えた
話したい言葉なら 山のようにあるけど
なぜかうまく言葉が 浮かばないままなんだ
Let me be free
Let me be free again
Let me be free Let me be free
Let me be free
哀しい嘘の中に 少し酔いしれてたり
いびつな魅力だって 消えてしまったんだね
分かってても結局は 相変わらず今でも
あの日のあの姿を 求めてるだけなのか
Let me be free
Let me be free again
Let me be free Let me be free
Let me be free
Let me be free…
話し合えばなおさら 埋められない隔たり
分かり合えないことも 乗り越えてみたいのさ